2011年6月27日月曜日

本気と狂気



こんにちは。まるいです。


早速ですが、みなさん、この映画観られましたか?

「ブラックスワン」

主演のナタリー・ポートマンが、

本年度アカデミー賞 主演女優賞受賞

本年度ゴールデングローブ賞 主演女優賞受賞

その他何部門もの賞にノミネート、受賞している 超ぉ~話題作です。

遅ればせながら、私も先日観てきました。


感想を一言で言うならば・・・   「衝撃」。

(話には聞いていたのですが、いろんな意味で、R15指定に納得してしまいました;)

そして、何と言ってもナタリー・ポートマンの美しさと演技力は圧巻でした。

可愛さと狂気、純真さと官能性・・・

女性の見せうるすべての面を見せてくれたような気がします。


名作「白鳥の湖」のプリマに抜擢された主人公ニナは、

優等生タイプで、とても純真、可憐な女性。

そんな彼女は、純真な白鳥の女王だけでなく、

邪悪で官能的な黒鳥も演じなければならないという大役へのプレッシャー、

ライバルの出現、母の期待、いつまでも恩師に認めてもらえないこと等から、

精神的に追い詰められていきます。

それでも何とかプリマを成し遂げたいニナは、

純白すぎる心で、「黒鳥」の役に没頭するあまり、

混乱状態に陥り、現実と妄想と悪夢を彷徨い続けて・・・

劇中もショッキングな映像が多いのですが、クライマックスは、観ているこちらも

わけが分からなくなるほど衝撃的でした。


エンドロールが流れている間も、しばらく動けなかったのですが、

やっと落ち着いた頃に冷静に思ったことは、

「ここまで精神的におかしくなれるほど、1つのことに没頭し、本気になれるって、すごい」

ということでした。

私は、そこまで自分の仕事に真剣になれているのか。

好きなインテリアの仕事に就かせてもらって、

これ以上ないくらいの、本気の努力ができているのか。

そう自分に問いかけて、出たこたえは「ノー」でした。

今の私は、挑戦の途中で、言い訳や甘え、「次があるから」という諦めが

出てきていることを、正直否定できません。

「周りを見渡して、これ以上できることが残っていないと思えるまでは

 努力の余地がある。」 と

一年前にある先輩に言われたことを思い出しました。


狂気に満ちたサクセスストーリー(ハッピーエンドとは言えないけれど)である

この映画は、色々な意味で、心を抉ってくれた気がします。


まだ観ていない方は、ぜひ映画館で観てください。

とくに、女性の方。

ただ、個人的な意見としては、気心の知れた女友達・姉妹と、もしくは、

1人で観ることをオススメします。

結構・・・過激なので。。

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